誰でも強くなりたいと思う気持ちは皆同じです。試合で勝ちたい、ライバルに負けたくない。では、どうしたら強くなれるのでしょうか。闇雲に稽古をすれば強くなれるのでしょうか?答えはNoです。しっかりした技術の習得は当然必要です。稽古もしないで強くなれたら、それに超したことありませんが、そんなに甘いものではありません。合理的で無駄のないトレーニングの仕方や正しい栄養に関する知識等を習得する必要があります。
■中級編
初級編では、受身のマスターが最も重要な課題でしたが中級編では乱取りが主の技術習得が課題です。乱取りで腕を突っ張り投げられまいとしている人を見受けますが、これでは乱取りの稽古にならないので注意したいものです。さて、柔道が本当に面白くなるのがここら辺からです。なぜならば相手を投げたり相手から投げられたりし、ライバルが出てくるのもこの時期あたりからです。しっかりした基本を身につけることが上達する一番の近道であることを再度記載します。【色々な技を知る】柔道の技には投技と寝技があります。また、寝技には、固技、絞技、関節技があり、修行者の年齢により使用する事のできる技に制限があります。小学生以下は絞技と関節技は禁止です。中学生は関節技が禁止になっています。数ある技の中から自分に適した技を身につけます。 講道館柔道ダイジェストを参考にして技を研究するのも良いことです。
講道館柔道試合審判規定が改正になり平成12年4月1日より施行なりましたが、今回の改正で組み方に関する規定と、子どもの体格(小学生と中学生の違い等)及び試合者の技能の程度を配慮した「少年規定」の改正が行われています。さらに「柔道衣規格」と公認審判員規定の見直しが行われました。
【禁止事項の改正】「襟と袖を正しく組んで、技を競いあう」という趣旨から改正されました。「故意に取り組まない」(約20秒間)について試合者の一方が自分の襟を押さえたり、握ったり、あるいは襟を拡げて故意に相手に組ませない場合(6秒以上)も含める。「片襟」の解釈について右手は相手の右襟(又は右袖、右腋)を握り、左手は何も握っていない場合。が加えられました。「少年規定」に関する改正は3つの改正点があり、2つは、中学生では認められることがなかった内容(後襟関係、いきなり足とる関係)とあと1つは両膝つきの背負投についての解釈です。
後襟関係: 中学生の場合は、試合者の程度に応じて、後ろ襟を握ることは認められる。
いきなり足とる関係: 中学生の場合は、試合者の程度に応じて、片手で襟、又は袖を握っている状態から、相手の足(又は脚)をとって技を施すことは認められる。
両膝つきの背負投: 両膝を最初から畳につくとは、同時はもちろん、ほとんど同時と見なされる場合も含む。技が崩れた結果である場合は反則としない。【実際の稽古方法】ここでは、手技の代表として一本背負投を例にして解説します。この技を得意とする日本を代表する選手の中にも沢山います。
●移動打ち込み はじめに後退しながら後ろ回り捌きで回転し、1回ごとに投げて、技全体の感じをつかむ。次に、後ろ回り捌きで、移動打ち込みを行う。顔の向き、腰、手、足など正しい形になっているか確認します。●ポイント 相手の腹と自分の背中をしっかりと合わせ、腰を曲げないで伸ばす。右投の場合右肘の内側を、相手の腋下に密着させる。肩まで入らないように注意する。
■練習メニューの例
1.準備運動(10分)
2.基本動作(20分)
受身
固技の基本動作 (エビ、カメ等)
約束押さえ込み
3.反復練習(25分)
投げ込み−打ち込み−投げ込み
4.乱取り(30分)
投技−3分×4
寝技−3分×3
5.整理運動(5分)参考図書:図解コーチ 柔道 柏崎克彦著
【用語】
乱取り(自由練習) 互いに自由な攻防を行い、体捌き、崩し、技を掛けるタイミングなどの練習をすること。
約束乱取り 互いに自然体で組み、自由に動きながら、練習した技を使って、交互に投げ合うこと。
打ち込み(かかり練習) 1つの技を繰り返し練習すること。1人でするのも1人打ち込みです。
移動打ち込み 移動しながら技の練習をすること。
投げ込み 打ち込みでは1回ごと投げませんが、1回ごと投げて練習をすること。